
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):インテル・ミラノ4-3バルセロナ>◇6日(日本時間7日)◇準決勝第2戦◇ミラノ(イタリア)
10季ぶりの優勝を目指したバルセロナ(スペイン)は0-2で迎えた後半に3得点して一時逆転に成功したが、インテル・ミラノ(イタリア)の粘りに屈した。フリック監督(60)は試合後「50%-50%の判定がすべて相手の方にいってしまった」とレフェリングに苦言を呈した。
バルセロナは6日にアウェーで行われた欧州CL準決勝第2戦でインテル・ミラノと対戦。ホームでの第1戦同様、2点をリードされる苦しい展開になるも、後半に入り、エリック・ガルシア、ダニ・オルモ、ラフィーニャのゴールで逆転に成功する。しかし終了間際に3-3の同点弾を決められ、2試合合計6-6で延長戦に突入した。そして延長前半9分に決勝点を許し、3-4(2試合合計6-7)で敗れ、10大会ぶりの優勝の夢がついえた。この試合後、フリック監督が話したもようをスペイン紙アスが伝えている。
フリック監督はまず、「失望しているが、それはチームのパフォーマンスにではない。彼らはあらゆることを試みてくれた。我々は敗退したが、サポーターを喜ばせるために来季再び挑戦するつもりだ」とコメントした。
続けて、「インテルもよくプレーしていたし、素晴らしいチームだよ。しっかり守り、優れたFWがいて、オートマティズムも素晴らしかった。レフェリーについてはあまり話したくないが、50%-50%の判定がすべて相手の方にいってしまった。残念だよ」と悲しんだ。
レフェリーについては「私のチームは本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、選手たちは全力を尽くした。主審には自分の考えを伝えたが、そのことについてここで話すつもりはない」と言及した。
そして、スペインリーグの優勝を左右する今週末のクラシコに向け、「我々はこのことから学ぶつもりだ。それは進歩だし、学び続けたいと思っている。今は練習時間があまりないが、来季また戻ってくる。失望しているのは当然だが、木曜日に練習を再開し、Rマドリード戦に備えるつもりだ」と語っていた。
(高橋智行通信員)