
バルセロナのハンジ・フリック監督(60)がタイトルの懸かるクラシコの前日、「それは過去の話だ」と今季2度の結果が関係ないことを強調した。
バルセロナは26日にセビリアで開催される国王杯決勝でレアル・マドリードと対戦する。試合前日、フリック監督が記者会見に出席した模様をスペイン紙アスが伝えた。
バルセロナが国王杯決勝に臨むのは20~21年シーズン以来、4季ぶり。この時は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で無観客開催となるも、ビルバオ相手に4-0の圧勝を収め、大会最多31度目の優勝を成し遂げた。
フリック監督はその状況を受け、多くのサポーターがいる中で決勝を戦う重要性を問われ、「もちろん観客の前でプレーする方がいい。タイトル獲得のために戦い抜かなければならない。タイトルを獲得するという考えを持ってシーズンの初めにこの旅をスタートした。我々は今ここにいるが、優勝するのが難しいことは分かっている」と返答した。
Rマドリードが審判団に対して攻撃的な態度を取っていることについては「私にとってこれはただのスポーツであり、サッカーだ。我々にはその周囲にいる人たちを守る責任がある。ピッチ上では影響力のある判定もあるが、試合が終わればそれも終わりだ。誰もがピッチで選手たちを見たいと思っているし、審判も必要だ。私は数カ月前、審判に気を配らなければならないと話した。審判に敬意を払わなければいけない。監督も選手をそうする必要があるし、彼らに気を配らないのはフェアプレーではない」と意見を述べた。
Rマドリードとの今季2度の対戦で4-0、5-2で勝っていることについては、「それは過去の話だ」と今回の対決に関係ないことを強調しつつ、「Rマドリードは我々にダメージを与えることができる素晴らしいチームだ。自分たちの望むようにプレーしなければならないし、チームがタイトルを勝ち取るために必要なことをやるところを見てみたい」とコメントした。