
<阪神4-0ヤクルト>◇2日◇甲子園
阪神が4月27日巨人戦(甲子園)から続いていた今季ワーストの連敗を4で止めた。20年ドラフト同期の投打の柱がチームを勝利に導いた。
先発の村上頌樹投手(26)が、今季チーム初の完投&完封で両リーグ単独トップの5勝目を挙げた。二塁も踏ませたのは2回のみと完璧とも言える内容だった。
藤川球児監督(44)は「本当に素晴らしかったと思いますね。最後のイニングが今日最速のスピードというところで、今シーズンの彼の状態の良さと、4月に引き続き、この5月も非常に心強い、そういった投手に、またなってくれましたね」と手放しでたたえた。
打線は6回に先頭近本が右前打で出塁し、中野の犠打のあと森下が四球でつないでチャンス拡大。1死一、二塁から佐藤輝が中前に抜ける適時打で先制の1点をつかみ取った。続く大山も中前にはじき返し2点目を奪うと、前川の投ゴロの当たりが敵失を誘い3点目。指揮官は「楽しいイニングになったんじゃないですかね」と笑顔。「やっぱり近本が出て、という意味では、タイガースらしい、ファンの方も非常に声援が盛り上がってくるようなゲーム展開で、いい1日でしたね」。投打のかみ合った快勝。本拠地甲子園で連敗を4でストップした。