
<阪神4-0ヤクルト>◇2日◇甲子園
阪神村上頌樹投手(26)が両リーグトップとなる今季5勝目を完封で飾った。
今季のチーム初完投。完封は自身2年ぶり2度目。3月28日の開幕・広島戦(マツダスタジアム)では完封目前だった9回2死で降板。「あの悔しさがあった」と、122球完封劇の原動力とした。
もう1つ、好投を間接的に支えた人物がいた。智弁学園(奈良)の2学年後輩のルーキー伊原陵人投手(24)だ。先発ローテの一員で奮闘を続ける後輩左腕。そのピッチングスタイルに感化されているという。
「伊原はコントロールよく、ポンポン、ポンポン投げている。どんどん打者に向かっていっているのは、試合を見ていても感じる。それは参考になるし、自分にもできることだと思っていました」
球数を抑えられた要因を「ストライク先行で勝負できた」と語った村上。後輩からも貪欲に学ぶ姿勢が、好結果を呼び込んだ。