
<阪神4-0ヤクルト>◇2日◇甲子園
阪神が4月27日巨人戦(甲子園)から続いていた今季ワーストの連敗を4で止めた。20年ドラフト同期の投打の柱がチームを勝利に導いた。
先発の村上頌樹投手(26)が、今季チーム初の完投&完封で両リーグ単独トップの5勝目。二塁まで走者を進めたのは2回のみとピンチをつくらず、開幕投手を任された村上らしい安定感あふれる投球となった。
そんな右腕を打線が6回に援護した。先頭近本が右前打で出塁すると、中野の犠打のあと森下が四球でつないでチャンス拡大。
1死一、二塁から佐藤輝明内野手(26)が中前に抜ける適時打で先制の1点をつかみ取った。佐藤輝は1日中日戦(バンテリンドーム)で両リーグ最速10号を放ったばかり。20年ドラフト5位の村上を、同1位の佐藤輝が援護した。
続く大山も中前にはじき返し2点目を奪うと、前川の投ゴロの当たりが敵失を誘い3点目。さらに7回2死一、三塁で森下翔太外野手(24)が遊撃への内野安打を放ち、1点を追加した。これで森下、大山、佐藤輝の「森大佐」の打点そろい踏みは、17連勝となった。
チームは前カードの中日戦で今季初の同一カード3連敗を喫し、ワースト4連敗。投打のかみ合った勝利で、いやなムードを本拠地甲子園で振り払った。