
<阪神1-2巨人>◇27日◇甲子園
首位阪神が接戦を落とし、開幕からの巨人戦連勝が「5」、チームの連勝も「6」で止まった。この日は2月3日に91歳で亡くなった元阪神監督の吉田義男さんの追悼試合。ナインが永久欠番23を背負った一戦を、勝利で飾れなかった。
初回2死一、二塁で5番大山悠輔内野手(30)の3試合連続適時打となる左前適時打で先制。だが、2回以降は巨人継投の前に1安打に抑えられた。
プロ入り2度目の先発マウンドに上がったドラフト1位の伊原陵人投手(24)は3回1死二、三塁、吉川の二ゴロの間にプロ初失点。2回の時点で球団新人では61年ぶりとなるデビュー戦から15回連続無失点を記録したが、連続無失点は15回1/3で途切れた。それでも智弁学園の先輩、岡本和を3打数無安打に抑えるなど6回1失点と試合を作った。
試合は1-1で迎えた9回1死三塁、守護神の岩崎優投手(33)が代打岸田に勝ち越しの左前適時打を献上。9回裏は巨人守護神マルティネスから1死三塁の好機をつくったが、ホームが遠かった。