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竹中平蔵氏 トランプ米大統領は日本の「敵」 「人類の叡智(えいち)を否定している」


元経済財政担当相の竹中平蔵氏がテレビ討論番組で、トランプ米大統領を「世界にとって危険」と批判しました。竹中氏によれば、トランプ大統領の経済観は16〜18世紀の重商主義に基づくもので、現代の自由貿易の原則を否定していると指摘しています。重商主義は国の富を増やすため他国からの輸入を控えて輸出を増やす政策で、これが長期的に生活水準を下げると警告しました。市場の「トリプル安」を引き合いに、独裁者を止めるのは難しいが、現在はマーケットがトランプ大統領を抑えているとの見解を示しました。

竹中平蔵氏(2009年4月撮影)

元経済財政担当相で経済学者の竹中平蔵氏が27日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)に出演。番組では「緊迫する世界情勢 敵か味方を考えるSP」をテーマに討論した。

トランプ米大統領は日本の「敵」か「味方」か。竹中氏は「敵」とし、「人類の叡智(えいち)を否定」とデジタルボードに表示した。

「地球全体にとってものすごい危険なことだと思う。人類の叡智としましたが、トランプ大統領は『黒字はよくて、赤字は悪い』って言っていますが、これって重商主義の考え方」と指摘。トランプ大統領の経済観は、16~18世紀に欧州絶対王政国家で始まった経済政策・思想で、国の富を増やすために他の国からは買わず、他の国にどんどん輸出するものだとした。

その後、重商主義は否定され「自由にやりましょうと何百年も積み重ねてきて、今日に至っている。それを否定する。これは長期的にわれわれの生活水準を下げる」と警鐘を鳴らした。

「独裁者を止めるのは非常に難しいが、彼を止めているのはマーケット」と持論を展開した。ニューヨーク市場は株式・債券・通貨がそろって下落する「トリプル安」の展開となっている。

竹中氏は「あまりにも人類が積み重ねてきた叡智を否定している」と強調した。

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