
<阪神1-2巨人>◇27日◇甲子園
阪神植田海内野手(29)の渾身(こんしん)の走塁も得点とはならなかった。
巨人に1点の勝ち越しを許し迎えた9回裏。代打木浪が二塁打を放ちつくった好機で、代走は植田。小幡が犠打を決めて1死三塁とした。迎えた代打渡辺がマルティネスの6球目の直球をはじき返した当たりは、遊撃へのゴロ。植田は一心にホームを目指して激しくヘッドスライディング。しかし、間一髪のタイミングで本塁生還を阻まれ、同点とはならなかった。
立ち上がった植田のユニホームの右肩部分はビリビリに破れ、1点の攻防での激しさを物語っていた。