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【阪神】大山悠輔がNPB魚雷バット初安打&V打 不向きの外角球を「思い切り」 新相棒に確信


阪神タイガースの大山悠輔内野手が、新型の「魚雷バット」を使用して巨人戦で決勝打を放ち、チームの5連勝に貢献しました。このバットは先端が細く、中央が太い特殊な形状をしており、NPBでは初めての安打となりました。大山は常に様々なバットの形状を試み、今回の選択が打撃に効果的だったことを証明しました。魚雷バットは前夜、ヤンキースの選手が使用したことで注目され、日本でも数社が試供品を提供。この日大山のほか、西武中村も使用しましたが、大山が最初の安打を記録しました。

阪神対巨人 1回裏阪神2死一、三塁、大山は先制右前適時打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神4-1巨人>◇25日◇甲子園

阪神大山悠輔内野手(30)が、話題のトルピード(魚雷)バットで快音を奏で、チームを5連勝に導いた。初回2死一、三塁。手にしていたのは先が細くなった明らかに異質な形状の黒バットだった。

「重要な先制のチャンスだったので、思い切って打つだけでした」。カウント1-1から赤星の外角直球を完璧にはじき返して右前へ。これが決勝点になった。11日から使用可能になったNPBで、同型バットによる安打は初だった。

この日4打席すべてで魚雷バットを使用。安打は1本(1四球)だったが、勝利に直結する大きな一打となった。バットの詳細には笑顔で「いろいろ」と肩をすくめたが「あそこで点を取る、取らないでチームも、村上の投球も変わってくるし、1点取れたのはすごく良かった」と振り返った。その表情が、打撃内容の手応えも物語っていた。

手元重心で、先端部分が細い同バットは内角に強い反面、外角には難があるとの見方が多かった。だが大山は外角ぎりぎりの球を迷わず強打した。思いつきや興味本位で手にとったわけではない。4月初旬、メジャーで話題になった時から強い興味を示していた。

自らのスイングを客観視し、打席ごとに微調整するほど繊細。だから確信があった。バットを削ってくれるクラフトマンの意見も聞き、サンプルの試打でも自信を深め、遠征から戻ったこの日、阪神で先陣を切っての使用を決断した。

打撃修正への活用など、幅広い使い道をイメージしている。バットに対する探究心が強い大山にとって、選択肢が広がったのは間違いなくプラスだ。23日のDeNA戦(横浜)では延長10回に決勝の1号弾。そして魚雷バット使用者では初の決勝打。5連勝中の3度のV打と勢いが止まらない。エンジンがかかり出した5番打者に、頼れる新相棒が加わった。【柏原誠】

◆魚雷バット 今季ヤンキースの複数選手が使用し、開幕から3試合で15発と爆発的な猛打を見せたことで注目された。「トルピード(魚雷)」と呼ばれ、魚雷やボウリングのピンのような形状。先端部分は細く、投球が当たる部分が最も太くなっている。野球規則(3・02)にある「バットはなめらかな円い棒であり、太さはその最も太い部分の直径が2・61インチ(6・6センチ)以下、長さ42インチ(106・7センチ)以下であることが必要である。1本の木材で作られるべきである」に準じている。日本にも4月上旬に数社のメーカーが試供品などを各球団に配布(11日に規則委員会が容認)。NPB公式戦では18日西武源田が初使用(無安打)、20日にはオリックス福田が使用して犠打を決めた。この日の西武中村とともに3人目の使用者になった。

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