
アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)ファイナルズに進出した川崎フロンターレの中西哲生クラブ特命大使がこのほど、東京・港区のサウジアラビア王国大使館を訪問し、同国攻略の「カギ」を授かった。
クラブは27日(日本時間28日)にサウジアラビアで集中されるACLEの準々決勝アルサド(カタール)戦を迎える。中西氏と歓談したガーズィー・ファイサル・サイード・ビンザグル大使から「今回の試合をするジッタではシーフードがおいしいです。魚も食べられますので、ぜひ。また豆料理の種類が多くておいしいです。英気をたくさん養えると思います。ご飯がおいしくていっぱい食べすぎないように注意してください(笑い)」と助言を受けた。
日本から乗り込むサポーターたちにもオススメポイントをレクチャー。山や海などの自然豊かな土地、代表料理のカブサや名物デーツ、コーヒーなどを紹介した。「地方によって紅茶の種類も違いがあって、特にマディーナ(ジッタの北の方)の地では、ミントが混ざったような紅茶が有名です。街中には普通にカフェなどもありますので、足を運んでみてください」と伝えた。
初戦の相手はカタールのチームだが、準決勝以降に勝ち進めばサウジアラビアのチームと対戦する可能性もある。「大使としては戦い方のアドバイスは専門家に任せます」と笑い「大使の立場としては引き分けが良いですね」と平和的な結末を願った。
中西氏は「選手はもちろん、サポーターの方々もスタジアムで楽しむための話もいろいろとお聞きできたので、非常に有意義な時間になりました。ぜひ皆さんでサウジアラビアに行って、サウジアラビアを楽しんでほしいと思います」と呼びかけた。