
<DeNA2-3阪神>◇23日◇横浜
DeNAが延長戦の死闘の末に競り負けて、今季2度目の4連敗となった。
今季4度目の延長戦に突入するも10回1死、山崎が阪神大山に決勝ソロを被弾。借金は昨年8月17日以来の5に膨らんだ。
先発のジャクソンは阪神打線の機動力にペースを乱された。1回先頭、近本に中前打を浴びると、初球で二盗を決められた。犠打で1死三塁とされ、森下にも初球を右前適時打。わずか7球で先制を許した。三浦監督は前日22日の試合後「こんな時だからこそ先に点を」と連敗中の先制点の大事さを強調していたが、4試合連続で先制を許す展開となった。
4回にも踏ん張れなかった。2四球が絡んで2死満塁とされ、中野に適時打を浴びて勝ち越された。5回5安打2失点、5四死球と乱れて2勝目はならず。「変化球が思ったようにコントロールできず、自分の投球ができなかった」と悔やんだ。
打線は大幅に組み替えた。開幕から全試合1番に座っていた梶原を8番に下げ、1番に加入1年目の三森を据えた。さらに2番に京田を今季2試合目のスタメン起用。蝦名も9試合ぶりにスタメン復帰させて突破口を探った。
すると1点を追う3回、2死二塁から三森が右翼線へ同点適時打。「早く追いつこうと必死になって打席に入りました」と試合を振り出しに戻した。
1点を追う6回にも組み替えた1、2番が躍動した。三森が四球で出塁し、続く京田がこの日2安打目となる左前打で無死一、三塁とチャンスメーク。1死から牧が右前適時打でまたしても同点に追い付き「良い当たりではなかったんですが、何とかして同点にしたかったので抜けてくれて本当に良かったです!」と食らいついた。
しかし、ミスで流れをものにできない。5回1死、一走蝦名がけん制球に飛び出して盗塁死。同点の7回にも無死一塁から梶原が犠打を決められず、勝ち越しのチャンスを逸した。そのまま延長戦の末に敗戦。昨年日本一のDeNAが波に乗れない。