
<西武-ロッテ>◇23日◇ZOZOマリン
ロッテが西武菅井打ちのリベンジに成功した。9日の対戦では6回2安打無得点に抑えられていた左腕に対し、初回に早速好機をつくった。2つの四球もあり1死一、三塁。しかし、4番ソトが空振り三振、5番中村奨が捕邪飛で無得点に終わった。
2度目のチャンスはすぐに訪れた。0-2で迎えた3回、初回と全く同じ1死一、三塁の状況で回ってきたソトは「前の打席もチャンスで回ってきたが三振してしまったので、この打席では絶対にランナーをかえす気持ちだった」と、今度は左前適時打を放ち1点を返した。中村奨の二塁打で同点、さらにポランコの犠飛で逆転に成功した。
正捕手佐藤が出場選手登録抹消となり、スタメンマスクをかぶった19才寺地も続いた。なお2死三塁で、遊撃への適時内野安打。「簡単に追い込まれてしまったので三振だけはしないように、なんとかバットに当てるよう、くらいついていきました」。菅井を3回5安打4失点で降板させた。
前日、今季初めてサヨナラ勝利を収めたナインに、吉井監督は「気分はみんな盛り上がると思うんで、それに乗って調子上げてくれたら」と言った。期待どおり、打線が奮起した。【星夏穂】