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【WEリーグ】新潟L・DF横山笑愛「もっとレベル上げる」日テレ東京Vの同世代に屈し成長誓う


新潟アルビレックスレディースのDF横山笑愛(18)が、日テレ東京ベレーザとの試合で0-2で敗れた悔しさを糧に、さらなる成長を誓いました。横山はこの試合でフル出場し、健闘しながらも連勝を逃しましたが、同世代の強豪に対抗するためには自身のレベルをさらに上げる必要を感じたと述べました。試合では、女子日本代表の真城美春と激突し、体を張った守備で対応しました。試合後、横山は「自分たちがベテランの選手たちを追い抜いていくことがチーム力の底上げにつながる」と決意を新たにしました。

試合後、悔しそうな表情を見せる新潟L横山(中央)(撮影・小林忠)

<WEリーグ:新潟L0-2日テレ東京V>◇20日◇第18節第2日◇デンカS

アルビレックス新潟レディース(L)の高卒1年目、DF横山笑愛(えま、18=新潟L・U-18出)がさらなるレベルアップを誓った。ホームの日テレ東京ベレーザ戦にフル出場。体を張った守備と左足から繰り出すフィードを武器に健闘したが、0-2で敗れて、3連勝を逃した。この日のスタメン平均年齢は新潟Lの年齢28・91歳に対し、首位を走る相手は22・18歳。同世代とのマッチアップで感じた悔しさを糧に、U-19日本代表候補がリーグ屈指のセンターバックに必ず成長する。

   ◇   ◇   ◇   

悔しさは成長の種-。勝ち点9差で追う日テレ東京Vとのホーム戦。7試合連続先発出場となった身長180センチの横山は後ろで束ねる長い髪を大きく揺らして攻守に走り回ったが、勝てなかった。首位の背中が遠のく5戦ぶり黒星。「2失点で負けたことがすごく、悔しい」。13日のマイナビ仙台戦(6-3)ではWE初ゴールを決めたうれしさより、3失点したことを反省。より無失点勝利にこだわりピッチに立っていた。

同世代には絶対に負けたくなかった。相手は8日に女子日本代表「なでしこジャパン」デビューを飾ったMF真城美春(18)が中盤の底でゲームメーク。MF松永未夢(18)とはマッチアップする場面もあった。テクニカルに前進する強豪に対し、体を張った守備で対応。失点以外は、ほぼ抑え込んだ。それだけに「(2失点は)チームとしてハッキリとしたプレーが必要だった」と悔しさ倍増。ライバル2人に対しても「負けていると感じたし、自分のレベルをもっと上げないと」。力の差を痛感した。

チームは元なでしこジャパンで、11年女子W杯ドイツ大会金メダリストのMF川澄奈穂美(39)MF上尾野辺めぐみ(39)ら百戦錬磨のベテランが若手を支えるが、クラブがさらに発展するには下の世代の突き上げが必要になる。J1福岡やJ2今治などで育成年代を歴任して来た橋川和晃監督(53)は「練習の中にチャンスは落ちている。我々は環境を与え、背中を押す。あとは本人自身でチャンスをつかむことが重要」。

ベテラン勢が躍動する新潟Lにも有望株はそろう。前線では19歳コンビのMF下吉優衣とFW田中聖愛が途中投入から好プレーを見せた。横山は「自分たちがベテランの選手たちを追い抜いていくことがチーム力の底上げにつながる。もっと頑張りたい」。突き抜けた存在になるため、歩みは止めない。【小林忠】

○…試合開始前、3月30日ノジマ相模原戦でリーグ通算200試合出場を達成した川澄奈穂美(39)のメモリアルセレモニーが行われた。なでしこジャパンでともにプレーした海堀あゆみ(38)、チームメートのMF上尾野辺めぐみ(39)とDF有吉佐織(37)から花束を贈られ「(出場が)10、20試合と急には増えないので、ここからまた1試合ずつ積み重ね、パッと振り返った時に『これだけ達成していたんだ』というふうにしていきたい」。記録を更新していくことを笑顔で誓った。

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