
<阪神8-1広島>◇20日◇甲子園
両軍が危険球をめぐって一触即発の事態になった。
8回1死一、二塁。広島岡本駿投手(22)が阪神坂本誠志郎捕手(31)の頭部に死球を当てた。
すると一塁側の阪神ベンチからトレーナーとともに藤川球児監督(44)が血色を変えて猛ダッシュ。広島ベンチに向かって、口角泡を飛ばし、何ごとかを叫んだ。
坂本は無事を知らせるため、広島側に「大丈夫」のポーズを見せたが、たちまち両サイドの選手が本塁付近に駆けつけ、大混乱になった。
藤川監督は怒りが収まらず、安藤投手チーフコーチら複数に体を支えられた。広島新井貴浩監督(48)も輪の中に入っていた。
岡本は危険球退場となり、坂本には代走が送られた。試合は警告試合が宣告された。