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【解析料理】小兵そろいの新潟、J1残留へ「大型補強」は必要か 攻撃陣の最長身は180センチ


新潟は京都に1-2で逆転負けし、ホーム未勝利記録がクラブワースト2位の10試合に伸びました。試合は前半に170センチ以下の選手たちが地上戦で優位に立ち、ペナルティキックで先制。しかし、後半に高さを活かした京都の反撃を受け逆転されました。新潟は高さ不足が弱点として露呈し、特に後半の展開で防ぎきれませんでした。この課題を克服するには、戦術の見直しや選手補強が必要です。

京都に逆転負けし、サポーターから大ブーイングを浴びる新潟の選手たち(撮影・小林忠)

<明治安田J1:新潟1-2京都>◇19日◇第11節◇デンカS

J1アルビレックス新潟は19日、ホームで京都に1-2で逆転負けし、昨年9月からのホーム未勝利がクラブワースト2位の10試合に伸びた。本拠地ビッグスワンには2万人以上が集まったが、小兵選手がそろったチームは相手の高さに屈し、またしてもサポーターに勝利を届けられなかった。

前半は身長170センチ以下のFW矢村健、MF奥村仁、MF小見洋太の3人と177センチのMF長谷川元希が俊敏性を生かして攻撃し、地上戦で優位に立った。そうして奥村の仕掛けからPKを獲得。前半19分に矢村が右足で決めて先制した。

だが、追加点を奪うことができず、徐々に失速。後半20分から170センチのFW若月大和とFW小野裕二が同じようなタイプの奥村と矢村に代わって途中出場したが、流れは変わらなかった。一方の京都は191センチのFW原大智と182センチのFWラファエル・エリアスに加え、同21分から185センチのMFジョアン・ペドロを投入して高さをより前面に押し出した。

新潟は170センチ以下のMF星雄次、DF藤原奏哉、DF堀米悠斗の3人を含め、その俊敏なプレーで前半は地に足をつけて戦っていたが、後半28分に1本のハイボールから追い付かれて浮足立つと、同41分にもスローインの浮き球を起点に抜け出され逆転を許した。

そもそも、高さ不足が弱点であることは開幕前のメンバー編成からも明らかだった。攻撃陣の最長身は大卒1年目のMF笠井佳祐で180センチ。チーム全体の高さ不足を補う戦術が、これまで磨きをかけてきたパスサッカーだったはず。京都戦の最終的なボール保持率は47%にとどまった。

攻撃のバリエーションを増やす意味でも長身FWの補強は必要か。守備においてもセットプレーを含めたクロスからの失点の多さに象徴されるように、守る時間が長くなればなるほど、その弱点は露呈する。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「解析料理」)

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