
<ヤクルト4-6巨人>◇19日◇神宮
巨人若林楽人外野手(27)が逆転打でチームの2連勝に貢献した。
2-3で迎えた7回2死一、二塁。ヤクルトの2番手木沢から左翼に大きな打球を運ぶと、背走したサンタナのグラブに一度は入ったボールがこぼれ落ちた。「ちょっと厳しいかなとは思ってたんですけど。でも、もう本当に気持ちというか、もうほんとにそれだけで打ちました」とランナー2人がかえる逆転の適時二塁打に。リクエストで完全捕球が検証されたが、判定は覆らずに2打点が記録された。
開幕戦のヤクルト戦(東京ドーム)でサヨナラ打を放ち、1番で10試合に先発。7、8番の下位打線に組み込まれた後、18日から2試合連続で2番に起用される。「あんまり良くない時も使ってもらってて。出続けながら、やる難しさも感じながら、出続けてる人たちに、こういう場合はどうするかっていうのを積極的に聞いてやってる感じです」と試行錯誤。ストレスによる体重減にも悩みながら「吐きそうになりながらご飯を食べて臨んでいるので」と明かす。
9回にも左前打で猛打賞とした。2試合連続となった泉口友汰内野手(25)との1、2番コンビとして互いに複数安打を放った。「もうずっとベンチでも冗談まじりでいじってくるんで。ちょっと生意気っすけど、打ってるんでなにも言えないです」とほほ笑みながら「この2試合だけで終わったらダメだと思う」と語気を強めた。