
<阪神0-3広島>◇19日◇甲子園
阪神が今季3度目の完封負けで、首位広島との直接対決で連敗を喫した。3カードぶりのカード負け越しが決まり、ゲーム差は2・5に広がった。
悪夢は2回だった。広島先頭ファビアンの平凡なゴロを、遊撃手の木浪聖也内野手(30)がジャッグル。その後2死一、三塁から矢野雅哉内野手(26)の三遊間寄りの遊ゴロをさばいて一塁送球したが、高く浮いてしまい、適時失策となった。まさかの1イニング2失策から、この回一気に3点を失った。
打線はチャンスをつくりながら、広島床田の前に無得点。2回は前川の右翼フェンス直撃の三塁打で1死三塁とするも坂本、木浪が内野ゴロ。6回は1死から近本が左中間へ長打を放ち三塁を狙うもアウト。その後中野、森下が安打でつなぎ、佐藤輝の四球で2死満塁としたが、大山が遊ゴロに倒れた。7回も先頭の前川が左前打で出塁したが好機を生かせず、8回2死一、三塁では前川が二ゴロに終わった。
先発のジョン・デュプランティエ投手(30)は8三振を奪うも5回4安打3失点で黒星を喫した。2度目の先発でも来日初勝利とはならなかった。
チームは8日ヤクルト戦(甲子園)以来となる今季3度目の完封負け。11日中日戦で今季のホーム初勝利を挙げてから2勝目が遠い。ドラ1ルーキー伊原陵人投手(24)が先発する20日に、なんとか同一カード3連敗を阻止したい。