
<カブス13-11ダイヤモンドバックス>◇18日(日本時間19日)◇リグリーフィールド
カブス鈴木誠也外野手(30)が5号ソロ本塁打を放ち、チームがが歴史的猛攻合戦の末に競り勝った。
カブスは2回に2点を先制し、5回に1点差に縮められたが、7回に5点を追加し7-1と大きくリードを奪い、一時は楽勝かと思われた。
だが8回、ダイヤモンドバックスが6番スアレスの6号満塁弾、5番グリエルの4号3ランを含む8安打、2四球で一挙10得点の高校で11-7と逆転。するとカブスがその裏、先頭のホーナーが死球、クローアームストロングが四球、ケリーが3ランで1点差に詰め寄り、1死一塁から2番タッカーが6号2ランで逆転、次の3番鈴木が5号ソロを放ち、リードを2点に広げ、最終的に13-11で勝利した。8回は両チームで計16点の猛攻合戦となった。
カブス広報によると、1回に両チーム計16得点は、1914年にオープンしたリグリーフィールドの球場新記録。これまでの最多は1922年8月25日のカブス-フィリーズ戦4回の15得点だった。また米データ会社エライアスによると、MLBで1回計16得点以上を記録したのは、2016年5月5日のジャイアンツ-ロッキーズ戦5回に記録した17得点だという。またMLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、少なくともこの125年間で1イニングに10失点して勝ったのはカブスが7チーム目だったという。
カブスのクレイグ・カウンセル監督は「クレイジーだ。1イニングで10失点したのに勝ったのだからね。ワイルドな試合だった」と振り返った。