
左脇腹の違和感で2軍調整をしていた日本ハム水谷瞬外野手(24)が、18日のオリックス戦(京セラドーム大阪)から1軍復帰することが17日、分かった。開幕前の3月22日の練習中に違和感を訴え離脱。シーズン開幕は棒に振ったが、約3週間という早期でのカムバックになった。
焦らずじっくり治してきた。4日のイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)に「2番・DH」で実戦復帰。5日の同巨人戦から守備にも入るなど、攻守ともに地道に勘を取り戻してきた。持ち味の打撃は直近3試合連続で安打を放ち、この間、10打数4安打と右肩上がり。16日ロッテ戦(ZOZOマリン)で矢沢が負傷し登録抹消されたのはチームとして痛手だが、ここに昨季交流戦MVP男が控えているのが、今季の選手層の厚さを物語っている。
出遅れはしたが、再調整中の水谷は、2軍の佐藤友亮打撃コーチとともに「僕の中で春期講習」と、自身の打撃を一度、落ち着いて見つめなおしてきた。「ここ(2軍)にずっといてはダメ。1日でも早く向こう(1軍)に戻る」と誓った通り、開幕から1カ月もたたずに、戦列復帰。開幕を逃した悔しさを、まずは首位相手の大事なカードで爆発させる。