
英ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーさんのパーソナルアシスタントを12年務めたピーター・フリーストーン氏(70)が43年ぶりに来日した。21日、都内で来日会見を行った。
会見ではフレディさんの遺品を公開。1つはウオッカを入れていたというフレスコ。「ニューヨークのバーではビールとソフトドリンクしかなかった」という。フレディさんは「ウオッカなしではいられないということで、大きい方にウオッカを入れて飲んでいた」と明かした。「小さい方は予備で私が持っていた」というと、「バーではオーダーしなくてはならないから、フレディはオレンジジュースを頼んでいた」と笑った。
また、フレディさんから送られたクリスマスカードも披露。「毎年お手製のカードを作っていた」という。カードにはプリントされたメッセージに加え、直筆のメッセージも記されていた。
最後は、日本で芸妓(げいこ)との写真を添えたファンクラブレターの初稿を公開。「会報は年4回発行されていたので、メンバーそれぞれが直筆で書いていた。これはフレディのもの」とし、「写真は86年にプライベート日本に来ていたときのもの」とした。
フレディさんは生前の来日時、デパートを貸し切りにしてショッピングに興じた伝説がある。これを実話とし「こんなショッピングをした国は日本しかない」とし、「おすしと刺し身以外の日本のものは全て愛していた」と、フレディさんの親日ぶりを語った。
ピーター氏は24日、ホテルニューオータニでのディナー会イベント、27日にはヒューリックホール東京でトーク&ライブイベントを行う。