
プロ7年目の中日根尾昂投手(24)が、2軍で開幕から8試合を投げて防御率0・00と結果を残し、1軍昇格へアピールしている。
16日のウエスタン・リーグオリックス戦(杉本商事BS)では8回に2番手で登場。育成ドラフト1位今坂幸暉内野手(18)に8球連続直球を投げ、最後は内角低めのフォークで空振り三振。横山聖哉内野手(19)はスライダーで見逃し三振。内藤鵬内野手(20)はこの日最速の150キロ直球で一直に仕留め、3者凡退に仕留めた。「全然いい感じです。いつでも上がれる状態で、しっかりできている自信はあります」と言葉も力強い。
今季、開幕からここまで8試合7回2/3を投げ、防御率は0・00。失点は5日阪神戦(SGL)の延長10回にタイブレークで登板し、捕逸で奪われた1点のみだ。「良くない日があっても、ちゃんと捕手のリードに応えられるように投げられているので、その結果かなと思います」。好不調に左右されない安定感が出てきたようだ。
右の中継ぎ陣は清水達也投手(25)、ジュニオル・マルテ投手(30)、勝野昌慶投手(27)、藤嶋健人投手(26)、祖父江大輔投手(37)、岩崎翔投手(35)と強力だが、「アピールし続けたい」ときっぱり。結果を出し続け、1軍の舞台へはい上がる。