
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):ドルトムント3-1バルセロナ>◇15日(日本時間16日)◇準々決勝第2戦◇ドルトムント
バルセロナ(スペイン)が6季ぶりに4強入りした。アウェーで昨季準優勝のドルトムント(ドイツ)に1-3で敗れたが、2戦合計5-3で勝ち上がった。準決勝でインテル・ミラノ(イタリア)-バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の勝者と対戦する。
序盤からドルトムントがホームのサポーターの大声援を受けて仕掛けた。前半9分、MFアデイエミのスルーパスに抜け出したMFグロスがペナルティーエリア内でGKシュチェスニーに倒されてPK。それを同11分にエースFWギラシが真ん中に決めた。
ギニア代表FWは今大会11ゴール目。12-13年のレバンドフスキ(現バルセロナ)の10点を抜き、20-21年のFWハーランド(現マンチェスター・シティー)のクラブ1大会最多記録に並んだ。
その後もドルトムントのペースで進み、前半だけでギラシのPKを含め7本のシュートを放った。一方のバルセロナは枠内シュート0だったが、それでもGKシュチェスニーが6本のシュートをセーブして最少失点で折り返した。
後半もドルトムントが攻勢を強め、4分にギラシが今大会12点目。右CKをDFベンセバイニが折り返し、それを頭で押し込んだ。今大会の得点ランキングでもトップタイに浮上した。だが、バルセロナがすぐに反撃。後半9分、MFフェルミン・ロペスが右から鋭いクロスを送り、対応したベンセバイニのオウンゴールを誘い、2戦合計で再び3点差に広がった。
それでもドルトムントというか、ギラシの勢いは止まらない。後半31分、ゴール前で相手のクリアボールを拾うと、左足で蹴り込んでハットトリック達成した。今大会13点目で得点ランキングトップに浮上し、再び2戦合計で2点差に縮まった。
その後もギニアの怪物がゴールに迫ったが、反撃もそこまで。10大会ぶりの優勝を目指すバルセロナが2戦合計5-3で逃げ切った。