
敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏が、ドジャース大谷翔平投手(30)と契約するべく猛プッシュしていた。米経済通信社ブルームバーグが14日(日本時間15日)までに報じたと、複数の米メディアが伝えた。
大谷は日本ハムからメジャーに移籍した2017年オフの当初からCAAのネズ・バレロ氏と代理人契約をしている。だがメジャー最強と呼ばれるボラス氏が、その前に大谷と契約を結ぶべく猛プッシュ。大谷獲得のために5度も訪日し、大谷の両親とも面談したという。しかし代理人界における大谷争奪戦では、最強の呼び声高いボラス氏があえなく敗者となった。
ボラス氏は日本人選手ではエンゼルス菊池雄星投手(33)、レッドソックス吉田正尚外野手(31)、マリナーズ傘下マイナーの藤浪晋太郎投手(31)らと契約。大物選手の大型契約を次々に決めることで手腕を発揮し、最近では昨オフにメッツのフアン・ソト外野手(26)の大谷を超える史上最高額15年総額7億6500万ドル(約1150億円)の契約をまとめた。