
<楽天1-6オリックス>◇13日◇楽天モバイルパーク
2年目左腕は、連敗脱出の救世主になれなかった。楽天古謝樹投手(23)がオリックス戦に先発し、5回5失点。「もう少し自分の投球内容が初回から良い内容だったら、今後につながる試合にもなったかなと思います」と唇をかんだ。
好調な打線を相手にも「平常心を保つことが大事」と力強くマウンドに立った。しかし、あまり経験のない雨天登板に「出力が出なかった」。初回から3四球に3長短打で3点を失い出ばなをくじかれ、3回には杉本に本塁打を許すなど2点を奪われた。「出力を下げて打たせて取るとか、テンポを速めるとか、そこを焦ってしまった」と反省。「いろんな方のファインプレーやベンチの声掛けがあって」と、なんとか5回を投げきった。「(雨天登板を)シーズン序盤で経験できたことはいいこと。2度と(このような投球が)ないようにしていきたい」とプラスに変えていく。
三木監督は「立ち上がりからボール自体は良かったんですけどね。相手チームとの兼ね合いとか、組み立て方とかを詰めていかないと。次に投げる時のために、今日のことをしっかり整理して、調整してまたというところ」と成長に期待した。【高橋香奈】