
<スペインリーグ:Rソシエダード0-2マジョルカ>◇12日◇第31節◇レアレ・アレーナ
【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードのMF久保建英(23)はホームのマジョルカ戦で0-2の後半27分に退いた。チームはそのまま敗れた。
アルグアシル監督は試合後の会見で「非常に拮抗(きっこう)していたので残念だ。苦しむことは分かっていたが、試合の入りは悪くなかったにもかかわらず、リードを許してしまった。さらにハーフタイム後、またもやミスを犯して0-2にされ、そこから難しい展開となった。マジョルカは良くまとまり、素晴らしい仕事をしていたので、彼らの背後を狙うのは本当に難しかった」と振り返った。
主な一問一答は以下の通り。
-2失点を喫したことについて
2つの失点はどちらも完全に避けることができたものだ。最初の失点までは自分たちの方が良かったが、マジョルカにゲームプランがあったのは事実だし、彼らはそれを忠実に実行した。あのようなチーム相手に逆転するのはとても難しいので、失点には腹が立った。
しかし、マジョルカの素晴らしい守備も評価しなければいけない。以前はアギーレ、今はジャゴバ(アラサテ)が指揮を執り、よくまとまっていて、非常にアグレッシブなので、スピードで彼らを上回るのは本当に難しかった。もしギリギリでオフサイドを取られたミケルのゴールが認められていれば、違った結果になっていたかもしれない。
-選手たちがプレーを急ぎすぎたと思うか?
その意見には完全に同意するが、ホームで2点リードを許し、逆転したいと思えば、スペースを見つけるためにボールを動かし続けないとならないといくら伝えても、それは難しいものだ。
-欧州カップ戦出場権争いについて
私がここで指揮を執って以来、物事がうまくいっても、胸を張って自分たちが一番だと言ったことはないし、物事がうまくいかなかった時も諦めたりせず、常に努力を続けなければいけないと言ってきた。ラス・パルマスに勝った後、欧州チャンピオンズリーグ出場の話をする人もいた。まだ勝ち点が21残っている。残り3節で我々がどこにいるか様子を見てみよう。
-2点のリードを許した後、サポーターからブーイングがあったことについて
ブーイングよりも拍手の方が大きかったが、全員を満足させることはできない。我々がやるべきことはそれを受け入れることだ。
-契約延長でクラブと合意したという報道について
まだ決断していない。決定を下すのは今月か来月になるだろう。あなたたちにはその時に伝えることになると思う。