
<明治安田J1:FC東京1-1柏>◇11日◇第10節◇国立
東京の日本代表DF長友佑都(38)が柏戦で約1カ月ぶりに復帰した。終盤に途中交代で出場。積極的なプレーで会場を盛り上げた。試合は1-1で引き分け、7戦未勝利。前半35分にFW仲川が先制点を挙げたが、試合終了間際に追いつかれた。
あと1歩で勝利を逃したが、戻ってきた長友の存在感は抜群だった。サブメンバーでベンチから監督を上回る勢いで指示を出し、交代でタッチラインに立つだけで大拍手。直後のプレーで相手との1対1を制し、サポーターをあおると大歓声が起こった。
3月15日の福岡戦で右ふくらはぎを痛めた。別メニュー調整ながら帯同した代表活動を経てようやく戻ってきた。柏戦前日に「準備はしている」と話した通り、アグレッシブな守備や鼓舞でチームに活力を与えた。試合を視察した日本代表森保一監督も「勝ちたい思いが出ていて素晴らしい。周りを熱くさせる力を持っている男だなと思いました」と復帰を喜んだ。