
<U-17アジア杯:日本2-3オーストラリア>◇10日◇サウジアラビア・タイフ
日本は1次リーグB組第3戦でオーストラリアに2-3で敗れたが、他会場の結果によってU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)出場を決めた。
敗戦により、肩を落とした日本だったが、他会場でUAEが終盤に追いついてベトナムと引き分けたため、奇跡的に首位通過が転がり込んできた。主将のFW浅田大翔(横浜Y)は「本当に神様からの贈り物だと思うので、このもらったものをしっかり、優勝できるようにまたいい準備をしたい」と誓った。
試合は日本が先手を取った。前半7分、左CKからDF藤田明日翔(川崎F・U-18)が合わせて幸先よく先制。1点リードで前半を折り返した。
後半は相手の選手交代もあり、押し込まれる展開が続いた。同6分にセットプレーから追いつかれると、同26分には自陣でのミスから失点し、逆転を許した。さらに同29分にもセットプレーから連続失点し、2点ビハインドとなった。
日本は攻撃的なカードを次々と切り、同41分にFW谷大地(鳥栖U-18)が1点を返す。終盤は攻め込んだが、及ばず悔しい逆転負けを喫した。
それでも運を味方につけ、他会場の結果で何とかU-17W杯切符をつかみとった。
13日の準々決勝の相手は開催国・サウジアラビアに決まった。浅田は「ここからはPKも含めて一発勝負の戦いになるので、チームで一丸となる必要がある。しっかり回復して次に向けていい準備したい」と力を込めた。