
<阪神-ヤクルト>◇10日◇甲子園
阪神近本光司外野手(30)が巧妙すぎる「逆トリック」を成功させた。
2回無死一塁。山田哲人内野手(32)の飛球は、力なく中堅の前方に上がった。近本は走りながら、一瞬グラブを上げた。
ただ、この動きを、よくある「フェイク」のアクションと判断した一塁走者の茂木栄五郎内野手(31)は、打球が落ちる可能性があると見て、塁間の真ん中付近から動かなかった。
直後、近本は本当にダイレクトで捕球。素早く一塁に送球した。あわてて戻った茂木をしとめた。
SNSでは「賢すぎる」「野球センスの塊」「フェイクのフェイクなんて見たことない」と絶賛の嵐だった。