
<カブス2-6レンジャーズ>◇9日(日本時間10日)◇リグリーフィールド
カブス今永翔太投手(31)は9日(日本時間10日)、本拠地レンジャーズ戦に先発。5回7安打5失点と踏ん張りきれず、今季初黒星を喫した。初回、2番シーガーに左翼越えの先制ソロを浴び、打線が同点に追いついた直後の5回には、8番ハイムに勝ち越し2ラン。さらに3長短打で2点を追加され、76球でマウンドを譲った。
黒星の悔しさを、今永は淡々と受け入れた。「何とか4回まで試合を作れた。もう少しレベルの高い選手になるためには5イニング目を2点に抑えて、6回3失点でマウンドを終えるのが、ひとつレベルが上の投手だと思います」。調子がいい時ばかりではない。負け方に目を向ける姿勢こそが、今永のスタンスだ。
シカゴ特有の強風の影響で被弾した場面も、反省点として挙げた。「そういう時に、ハードヒット、いいバレル(ゾーン)に入ってしまうと、本来、本塁打でない打球も、そうなってしまう。もう少し低いのか、しっかり高いのか、投げ分けをすべきだったと思います」。客観的に自己分析した上で、次戦以降への課題として冷静に向き合っていた。