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【楽天】ワォーターズ璃海ジュミル、納得の適時三塁打「まずは2軍戦でレギュラーを」


イースタン・リーグの試合で、楽天はオイシックスを2-0で下して3連勝を達成しました。注目されたのは、楽天の若手選手、ワォーターズ璃海ジュミルの活躍です。彼は「9番遊撃」でスタメン出場し、2回には適時三塁打を放ち、チームの勝利に貢献しました。昨シーズンは怪我で苦しみ、公式戦出場はわずか3試合に限られましたが、今季にその悔しさを晴らすべく奮闘しています。「まずは2軍戦でレギュラーを取り、一軍戦への出場を目指す」と強い意志を語りました。

楽天対オイシックス 2回楽天2死三塁、適時三塁打を放つワォーターズ(撮影・木村有優)

<イースタン・リーグ:楽天2-0オイシックス>◇10日◇森林どり泉

イースタン・リーグの楽天-オイシックス戦が10日に宮城・森林どり泉で行われ、楽天が2-0で勝利し3連勝を飾った。

23年ドラフト4位のワォーターズ璃海ジュミル内野手(19)が、「9番遊撃」でスタメン出場。1-0の2回2死三塁、カウント2-2からオイシックス笠原の外角直球を捉えた。右翼に適時三塁打を放ち、「2ストライクから粘って打つことができました」と納得の表情。打っては3打数1安打1打点で、遊撃の守備でも安定感を見せた。

本当の勝負はここからだ。ルーキーイヤーだった昨季は、リハビリとの戦いだった。昨年1月、合同自主トレ前のメディカルチェックで、左膝離断性骨軟骨炎が判明。同月に、鏡視下自家骨軟骨柱移植術を受け、3月までは松葉づえ生活だった。4月からトレーニングを開始。同期が試合で活躍する姿を、2軍戦が行われる森林どり泉の本部席で見ていた。「とにかく悔しかった」。9月に2軍戦で公式戦デビューしたが、出場は3試合にとどまった。

1年目の苦い思いを胸に刻み、今季をスタートさせた。「昨年はほとんど出られなかったので、今年はその分を取り返して、みんなに負けない活躍をしたいです」と気合は十分。「まずは2軍戦でレギュラーを取って、最終的には1軍戦で出場できるように頑張ります」と、力強く意気込んだ。【木村有優】

◆ワォーターズ璃海(りかい)ジュミル 2005年(平17)10月14日、米バージニア州生まれ。父がアメリカ人で母が日本人。2歳より沖縄県で育つ。8歳から野球を始め、小学生で捕手、中学時代は外野手としてプレー。日本ウェルネス沖縄で遊撃手に転向し1年秋からレギュラー、3年春に創部6年目の同校を初の県大会優勝に導いた。23年ドラフト4位で楽天入り。昨季2軍成績は3打数無安打。178センチ、76キロ、右投げ右打ち。今季年俸は推定550万円。背番号60。

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