
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):バルセロナ4-0ドルトムント>◇9日(日本時間10日)◇準々決勝第1戦◇バルセロナ
10大会ぶりの優勝を狙うバルセロナ(スペイン)はホームで昨季準優勝のドルトムント(ドイツ)に4-0で快勝した。FWラフィーニャ(28)が先制し、FWロベルト・レバンドフスキ(36)の2得点で突き放すと、FWラミン・ヤマル(17)も追加点を奪った。初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(フランス)は本拠地でアストンビラ(イングランド)に3-1で逆転勝ち。両カードの第2戦は15日(日本時間16日)に行われる。
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絶好調のラフィーニャが、貪欲に味方からもゴールを奪取した。前半25分、セットプレーの流れから18歳のDFクバルシが放ったシュートがゴールに入る直前、ブラジル代表FWが勢いよく割って入って先制した。今大会得点ランク首位の12点目。「パウ(クバルシ)には謝りました。アシストが記録された彼は気にしていないと言ってくれました」と明かし、笑った。
その後も3トップは貪欲にゴールを目指した。後半3分、ヤマルのクロスをラフィーニャが頭で折り返し、最後はレバンドフスキが頭で加点。攻撃の手を緩めず、同21分にも速攻からレバンドフスキが今大会2位の11点目を奪った。同32分にはラフィーニャが絶妙なコースにパスを通し、最後はヤマルが仕留めた。
36歳と17歳のゴールをお膳立てした28歳のラフィーニャは今大会通算7アシスト目で、こちらも単独トップに浮上。「お互いをよく理解していて、その良好な関係がチームを支えている」。破壊力抜群の3人が前線に並ぶチームは年明けから公式戦23戦無敗。メッシ、ネイマール、スアレスを擁した14-15年以来のCL制覇へ、まずは6季ぶりの4強に大きく前進した。