
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):バルセロナ4-0ドルトムント>◇9日(日本時間10日)◇準々決勝第1戦◇バルセロナ
10大会ぶりの覇権奪回を狙うバルセロナ(スペイン)は、ホームで前回準優勝のドルトムント(ドイツ)に4-0で先勝した。前半25分にFWラフィーニャが今大会トップの12ゴール目を決めて先制すると、後半にFWレバンドフスキが2ゴール、FWヤマルも1ゴールを挙げた。
バルセロナは序盤から素早いパス回しで攻め込み、史上最年少となる17歳270日でCL通算20試合出場に到達したFWヤマルと、36歳のFWレバンドフスキが決定機をつくった。前半5分のヤマルの左足でのシュート、同7分のレバンドフスキの右足でのシュートはともにGKコベルの好セーブに防がれた。
すると前半25分に先制。MFフェルミン・ロペスの右からのFKをDFイニゴ・マルティネスが頭で折り折り返すと、そこにDFクバルシが素早く反応した。最後はFWラフィーニャが右足でさわってゴールイン。絶好調の28歳ブラジル代表アタッカーは今大会得点ランキングトップの12ゴール目となった。
戦前の予想通り、バルセロナのボール保持率は60%を超えたが、ドルトムントも機を見て反撃。今大会10ゴールのギニア代表FWギラシがゴールに迫った。だが、決めきることはできず、バルセロナが1点リードで折り返した。
後半3分、バルセロナが追加点。ヤマルの右からのクロスをラフィーニャが頭で折り返し、最後はレバンドフスキが頭で押し込んだ。強力3トップの連係でリードを広げた。
同21分にも速攻から加点。ヤマルの縦パスに抜け出したフェルミン・ロペスの右からの折り返しをレバンドフスキが右足で蹴り込んだ。エースFWは今大会11点目とした。
同32分にはラフィーニャのアシストからヤマルがダメ押し点。この日2アシストのラフィーニャは今大会通算7アシストとし、同ランキングでもバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)のMFキミヒを抜いて単独トップに浮上した。
自力で上回るバルセロナがホームで大勝。アウェーでの第2戦は15日(日本時間16日)に行われる。