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新潟経営大女子サッカー部監督に元磐田の鈴木政紀氏が就任「どうせやるならいいものにしたい」


元Jリーガーである鈴木政紀氏が、新潟経営大学女子サッカー部の監督に就任しました。彼は選手たちと活発なコミュニケーションを取り入れ、勝利のメンタリティを植え付けることを目指しています。特に、意見の交換や積極的な意思表示が重要だとし、選手たちにこれを促しています。新しい挑戦に胸を膨らませる鈴木監督は、若いチームを率いて全国大会での初勝利、そして優勝を狙っています。彼のリーダーシップのもとで、チームは北信越女子リーグの初戦で新たな一歩を踏み出します。

選手と笑顔でボールを奪い合う鈴木監督

新潟経営大女子サッカー部監督に今春、元磐田のFWとして活躍した鈴木政紀氏(56)が就任した。94年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)準優勝、97年のJリーグ初優勝を経験。創部3年目の若いチームに勝者のメンタルを植えつけ、インカレ優勝を狙う。

   ◇   ◇   ◇

鈴木監督の大声が練習中のメンバーに飛ぶ。「ほら、何やってんの」。言葉は厳しめだが、目を細め、口元は緩む。「政さん」と、鈴木監督を呼ぶ選手たちもそのたびに笑顔だ。

「ここに来てから、こんな感じです」。2月、新潟経営大がある加茂市にやってきた時は大雪。温暖な静岡とのギャップに驚いたが、選手との距離はすぐに縮まった。練習中はひっきりなしに声を出す。それにつられて選手間の声のボリュームも上がった。雰囲気を自身の色に染め、今季公式戦の初戦、20日の北信越女子リーグの富山新庄Rise戦を迎える。

初めて担当する女子の指導に「新しいチャレンジ。楽しみです」と言う。昨年まで2季、磐田の下部組織U-15WESTの監督を務めていた。そこに国士舘大の同期生でもある、新潟経営大の杉山学副学長(56)から女子監督就任の打診があった。

磐田時代、リーグ戦は94年に7得点、95年に3得点。161センチと小柄ながら体を張ったプレーが売りで、サポーターからは「チビマサ」の愛称で親しまれた。「勝つためにどういう意識で練習に臨めるか」。当時のJリーグトップレベルのチームで体感した試合に向かう心構えを、これから女子選手に伝える。

選手と個人面談を行った際、気になったのは、自分の考えを周囲に伝えないこと。「言わないと伝わらない。言おうよ、と。それは試合にも出る」。普段から意見交換を促し、ピッチ上でも疑問をその場で解消する。コミュニケーションをチーム作りの土台にした。

創部3年目の新潟経営大は昨年まで2季連続でインカレに出場。創部年から連続で全国舞台を踏んできた。ただ、まだ勝利はない。「新潟から全国へ。どうせやるなら、いいものにしたい」。頂点を目指し、新天地での1歩を踏み出している。【斎藤慎一郎】

◆鈴木政紀(すずき・まさのり)1968年(昭43)9月15日生まれ、東京都出身。堀越高から国士舘大に進み、卒業後は日本サッカーリーグ(JSL)の東芝に入社。94年に磐田に移籍。97年の引退後はフットサルFリーグ神戸の監督などを務め、18年から磐田の下部組織のコーチ、23、24年は磐田U-15WESTの監督を務めた。

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