
<ヤクルト5-6中日>◇6日◇神宮
ヤクルト古賀優大捕手(26)は2年ぶり1発の喜びよりも、捕手としての反省の方が大きかった。
「7番捕手」でスタメン出場。1点を追う6回1死、中日メヒアのスライダーを引っ張り込み、一時同点の1号ソロとした。今季1号、通算2号は、23年7月28日DeNA戦以来、618日ぶりの1発だった。「コンパクトにいった結果、ホームランになった。そこが良かったと思います」と言った。
ただ、自らのバットで試合を振りだしとした直後の7回守備。2死から中日ブライトに真ん中付近の直球を左翼席に運ばれた。3ボール0ストライクからの1球だった。これが決勝点となり、接戦を落とした。古賀は「キャッチャーである以上、負けない、チームが勝つことが一番。スリーボールからホームランを打たれたのが一番悔しい。(相手が)振るっていうのが分かっていた中で、不用意だった。そこに(打者有利の)フォローの風。そこでホームラン打たれた。そこが悔しい」と糧にした。