
【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)3日(日本時間4日)=四竈衛】劇的サヨナラ弾の勢いのまま、大谷連発なるか-。開幕から無傷の8連勝中と快進撃を続けるドジャースは、4日(同5日)から昨季の東地区覇者で今季5勝1敗と快調なスタートを切ったフィリーズとの敵地3連戦に臨む。
2日のブレーブス戦で3号サヨナラ弾を放った大谷翔平投手(30)にとって、敵地シチズンズバンクパークは、レッズの本拠地グレートアメリカンパークと並び、まだ本塁打を打っていない球場。これまで公式戦では開幕シリーズの東京ドームを含め計31球場でアーチをかけており、今回の遠征で打てば、米国内の本拠地全球場制覇へ王手をかけることになる。同球場は両翼が狭く、打者に有利と言われており、大谷も通算成績は33打数10安打、打率3割3厘と相性が悪いわけではない。全方位に飛距離を出せるうえに、上昇ムードの大谷に、プラスに働く可能性は高い。
その一方で、4日に先陣を切る山本由伸投手(26)、続く5日に初勝利を目指す佐々木朗希投手(23)にとっては、かなり厄介な相手となる。特に、1番シュワバー、2番ターナー、3番ハーパーと並ぶ上位打線は、ド軍の「MVPトリオ」に引けを取らないほどの破壊力を持つ。ポストシーズン(PS)の常連でもあり、昨季世界一のド軍相手で注目度が上がれば、いつも以上に集中力が増すことは間違いない。
チームカラーの赤に染まる同地は、メジャー屈指の熱狂度でも知られており、大谷ら主力選手に対しては強烈なブーイングが浴びせられることは想像に難くない。昨年のPSではフ軍が地区シリーズでメッツに敗れたため、ド軍との対決は実現しなかったものの、今季も両軍は両地区で優勝候補の筆頭。開幕から間もないとはいえ、今回の3連戦はポストシーズンの行方を占う屈指の好カードとして、全米中から大いに注目を集めそうだ。