
<明治安田J1:C大阪2-1岡山>◇第8節◇2日◇ヨドコウ
ミャンマーで起きた大地震を受け、セレッソ大阪がチャリティー活動を行うことになった。
キックオフ前の選手が入場する際、タイ、ミャンマーの国名と「TO STRONG」の文字が入ったTシャツを着用。選手はその横断幕とともに記念撮影を行い、被災地へメッセージを送った。
C大阪は開幕前、ミャンマーの隣国タイで春季キャンプを行うのが恒例。若手チームがかつてミャンマーに遠征を行うなど、今回被害を受けたタイを含めて、接点の多い国だった。チームにはタイ代表FWジャルンサック・ウォンコーン(27)も在籍している。
チャリティーの発案をした1人、MF香川真司(36)は口を開いた。
「僕たちは(被災地の)映像を目にした。東日本大震災の時も、欧州の人々は、どれだけ日本を支援をしてくれたか。日本もサッカーを通じて、連帯感を示していかないといけない。小さな力かもしれないが、やれることをしようと思う」
今後、具体的な動きにしていくという。
この試合で、香川は2試合連続で途中出場。前節浦和レッズ戦は、出場から2分後に同点に追いつかれたが、この日は後半39分からの出番で1点のリードを守り切った。
4バックから守備重視の5バックに切り替え、今季ホーム初勝利&7試合ぶりの白星を飾った。
「時間帯も時間帯だったし、より守備にフォーカスした。5バックはそこまで練習はしていなかった。慣れているわけでもなかった。勝つことが、これほど大変なことかと痛感しているし、久しぶりの勝利で(悪い)流れを食い止めたかった」
これで今季5試合1得点。先発は6試合遠ざかるが、どんな状況でも力を発揮できる経験値が背番号8にはある。