
<明治安田J1:川崎F2-0湘南>◇2日第8節◇Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
川崎フロンターレが湘南との「神奈川ダービー」を2-0で制し、今季初の連勝を手にして3位に浮上した。今季からトップ下でプレーするMF脇坂泰斗(29)が決勝点。前節の2アシストに続いて、結果を残し、勝利に導いた。チームは20日まで過密日程が続く炎の7連戦。シーズン序盤のヤマ場で見事な連勝を飾り、1試合未消化ながら、首位鹿島と勝ち点差2まで肉薄した。
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頼れる主将が仕事を完遂した。0-0の後半5分、川崎Fらしいパスワークでゴール前に進入すると、最後はMF脇坂が混戦から押し込んで先制。攻め込みながらなかなか奪えなかったゴールをこじ開けた。
「ファーストタッチがうまく決まらなかったんですけど、体のどこで押し込んだのか分からないくらい気持ちでねじ込みました」
強い覚悟で試合に臨んだ。前節の3月29日東京戦から20日の東京V戦まで7連戦が続く。中2日や中3日の過密日程で試合をこなしていく。脇坂は東京戦後に「この7連戦が優勝に向けてどれだけ大事かを1人1人が理解している」とシーズン序盤の勝負どころであることを強調。「絶対勝ち点3を取るために全力でピッチに(思いを)置いてきました」とピッチ上で体現してみせた。
「トップ下脇坂」が機能している。昨季まで多かった4-3-3システムではインサイドハーフでプレーしたが、長谷部新監督が就任した今季は1列高い位置に配置される。持ち味の攻撃力がより生かせるようになり、ここまで2得点2アシスト。高いサッカーIQを生かしてビルドアップ時に、相手の中盤とDFの中間で、絶妙なポジショニングを取り、攻撃を活性化させている。前節の2アシストに続いて結果を残し、チームをけん引する。
監督からの評価も高い。「信頼度100%です。プレーも素晴らしい」と絶賛された。1試合未消化ながら首位と勝ち点差2の3位に浮上。脇坂は「試合が立て続けにある中で、結果と内容を両方積み重ねていきたい」と上を見据えた。【佐藤成】