
2011年に柏レイソルを史上初のJ1昇格即優勝に導き、リーグ最優秀選手賞(MVP)を受賞したブラジル人MFレアンドロ・ドミンゲスさんが1日に亡くなった。41歳。同国メディアによると、現役引退した22年末以降は精巣がんと闘病していたといい、前夜に息を引き取った。
レアンドロ・ドミンゲスさんは、2010年に当時J2だった柏に加入した。同じブラジル人のネルシーニョ監督の下、13ゴールを挙げてJ2優勝の原動力となり、J1昇格。3月5日の清水との開幕戦で、DFジョルジ・ワグネルとともにゴールを記録し、3-0の白星発進に貢献した。
だが、3月11日、東日本大震災が発生。当時、レアンドロ・ドミンゲスさんは大阪に移動中だったという。
「一緒に暮らしている家族は柏に残っていたので、そのときは怖い思いをしていただろうから心配でした。でも僕自身はなんともなかった。チームがオフになってブラジルに帰るまでは、向こうの家族は心配していました」
Jリーグは4月23日の大宮戦で再開した。レアンドロ・ドミンゲスさんも再来日。「日本に戻ってくることに、なんの戸惑いもありませんでした。自分の目的とか考えを話して、家族も説得しました。ブラジルにいるときにいくつかコンタクトはありましたが、自分の頭の中は決まっていました。レイソルでプレーする、と」。そうして、開幕から2試合連続ゴールをマークし、チームを1-0の勝利に導いた。
「サポーターも温かくて、街を歩いていても気軽に声をかけてくれる。チームのために全力でやろうと思わせてくれるんです」
その後もチームの大黒柱として攻撃をけん引。30試合の出場で15ゴールをマークし、柏を史上初のJ1昇格即優勝に導いた。