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【センバツ】「ドラマチック」退任の智弁和歌山・宮口祐司校長 47年を締めくくる最後の仕事は


智弁和歌山高校の宮口祐司校長が、センバツ高校野球での智弁和歌山の活躍に対し感謝の意を述べた。決勝戦では横浜に11-4で敗れたものの、宮口校長はアルプススタンドから満足そうに見守った。彼は2022年に校長に就任して以降、甲子園での初戦敗退が続いていたため、今回の大会での「1勝だけで満足」と述べた。47年間の教員生活を締めくくる形で、今月末には校長を退任する宮口氏は、選手たちに「最高の思い出をありがとう」と感謝を示し、最後の日には和歌山の学校で彼らを出迎える予定。

アルプス席で応援した智弁和歌山の宮口祐司校長(撮影・柏原誠)

<センバツ高校野球:横浜11-4智弁和歌山>◇30日◇決勝

優勝には届かなかった智弁和歌山だが、アルプススタンドには満足そうに笑みをたたえる宮口祐司校長(69)の姿があった。

「勝てない校長と言われておりましたので…」と頭をかいた。全国制覇した翌年の22年4月に校長に。だが、そこから3回の甲子園で、なぜか全て初戦敗退。もちろん何の責任もないが、肩身が狭かった。

「だから今度こそ1勝してくれと。この大会は1勝だけで満足でした」

今月末で校長を退任し、学校を離れる。78年4月の開校と同時に、新卒で教員になった。学校の歴史のすべてを知る数少ない人材。それだけに「1勝だけで満足」の言葉も、オーバーに聞こえない。

1勝どころか、5試合もアルプス席から目に焼きつけた。思いがけず長い春にしてくれた選手たちに「本当に感謝しかない。ドラマチックですよね。花道を作ってくれて、最高の思い出になりました」と、優しく目尻を下げた。

チームより先に和歌山に戻り、31日に学校で出迎える。教員生活47年を締めくくる仕事になる。「よくやった。ありがとうと言ってあげたいですね」。これ以上ない、はなむけだ。

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