
<西武-日本ハム>◇30日◇ベルーナドーム
日本ハム野村佑希内野手(24)が今季1号3ランを放った。同点の3回1死一、二塁の場面で、西武高橋の150キロ直球を捉えて左中間へ運んだ。
ダイヤモンドを一周し、歓喜の一塁側ベンチへ戻ってくると新庄剛志監督(53)は両手で恒例の「×印」をつくって、お出迎え。今季は外野の間を抜く打球を打つよう求める「二塁打指令」を出しているため、柵越えは“約束破り”。
野村は「打ったのはストレートです。ボスが言うように、次は二塁打を打ちます!」とコメントしたが、指揮官も「×印」を出しながら笑顔が止まらなかった。
1回2死二塁の好機では左中間を破る先制適時二塁打。約束通りの打撃をした野村は「いい打席が続いていたので、結果につながってくれてよかったです。モーレ(レイエス選手)、ナイスラン!」と直前に2死から二塁打で出塁していたレイエスの激走にも感謝していた。
球団63年ぶりの、引き分けを挟まない“開幕ストレート3連勝”を目指す試合序盤から、野村は新庄監督に求められている「4番の仕事」を完璧にこなした。