
<巨人-ヤクルト>◇29日◇東京ドーム
ヤクルト田口麗斗投手(29)が、巨人戦の試合前練習前に開幕戦で死球を与えた巨人のトレイ・キャベッジ外野手(27)に直接謝罪した。
田口はグラウンドに現れると、打撃ケージに向かおうとするキャベッジに歩み寄り、頭を下げた。通訳も交えながら会話をかわし、キャベッジがハグで応じた。
田口は死球を与えた直後に帽子を取り、謝罪の意思を伝えたが、一夜明け、直接言葉を交わし、謝罪の思いを伝えたようだ。
キャベッジは、28日の開幕戦で2点を追いかける9回1死一、三塁から田口の抜けたボールが右手甲付近に直撃し、顔を真っ赤にしながら声を張り上げた。
試合後は「ぶつけられたから怒ったっていうよりは、打ちたかったのに打たせてもらえなかったから、ちょっとイライラしたりしてしまった」と理由を話したが、当人同士で和解した。