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【とっておきメモ】デビュー戦V打ロッテ西川史礁「耐える時間もいい」仕留める力、釣りで磨く


ロッテのドラフト1位新人、西川史礁がソフトバンクとの開幕戦でプロ初安打・初打点を記録しました。6回無死一、三塁の場面でソフトバンクの有原投手から決勝打を放ち、チームの勝利に貢献。また、守備でも好プレーを見せ、攻守に活躍しました。幼少期に父と兄と共に海釣りで磨いた「待つ力」が、西川の打席での集中力に繋がっていると語っています。和歌山で育った西川は、釣りを通じて獲物を仕留める感覚を野球にも活かしているということです。ロッテの開幕戦で西川は、吉井監督に初勝利をプレゼントしました。

ソフトバンク対ロッテ プロ初安打の記念球を手に笑顔を見せる西川(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク2-8ロッテ>◇28日◇みずほペイペイドーム

ロッテのゴールデンルーキーが、デビュー戦で決勝打を決めた。ドラフト1位西川史礁外野手(22)が、ソフトバンクとの開幕戦に「1番左翼」で先発出場。同点の6回無死一、三塁で、ソフトバンク有原からプロ初安打&初打点となる決勝適時打を放った。4回には相手に流れを渡さない好守備も見せるなど攻守で躍動。背番号6の大型新人が、3年目の吉井監督に初めての開幕戦白星を届けた。

   ◇   ◇   ◇

ロッテ西川の仕留める力は釣りで磨かれた。幼少期には、父、兄と3人で釣りに行くのが恒例だった。「和歌山なので、海が近くにあって、しょっちゅう行ってましたね」と当時を振り返る。父が車で15分ほどの近くの海まで連れて行ってくれた。

3人の中で「1番うまかったのは」との問いに「ぼくっす」と即答。じっと獲物を待つ時間も苦ではない。「釣れない時間も楽しい。釣れた時に急にヒットするので、余計に面白さが増すので、耐える時間もいいんです。僕はその時間も楽しい」。打席でも自分が捉えられる球をこの日もじっと待ち構えていた。

今までの一番の大物はアオリイカ。「2キロぐらいですごく大きかったんです」と笑顔で語った。海釣り同様、野球でも仕留める力は健在だ。【ロッテ担当=星夏穂】

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