
ヴィッセル神戸は28日、神戸市内のいぶきの森球技場で翌日の鹿島アントラーズ戦(カシマ)に向けて非公開で調整した。
オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「チャレンジャーのつもりで勝ち点3を取れるように全力を尽くす」と今季リーグ初勝利からの連勝に力を込めた。
今季は2月から8連戦とハードスケジュールが続き、けが人も続出していたことで、ここまでは日々の調整に追われてきたが、この中断期間はまとまった練習時間が確保できる有意義な時間に。吉田監督は「戦術的なところも含めていいトレーニングができた。今後に向けてのベースづくりを強化した」とリーグ3連覇に向けたチーム力アップに自信を見せた。
首位を走る鹿島には「今、一番調子がいいし、実力のあるチーム」と警戒。FWレオ・セアラ(30)、FW鈴木優磨(28)の強力ツートップへの配球に意識を強め「パスの出どころをしっかり抑えたい」と話した。
肉離れでの離脱から復帰を果たした元日本代表MF井手口陽介(28)も「相手は首位。僕たちはチャレンジャーの気持ちで、最初から最後まで全員が死に物狂いでやれればいい」と再開戦に懸ける思いを語った。