
開幕投手を務めるヤクルト奥川恭伸投手(23)が力を出し切ることに全集中する。巨人との開幕戦のマウンドに向けて、東京ドームで前日調整。6年目での初の大役を前に「自分の力を尽くしたい。今はそれだけの気持ち。目の前の1試合を全力で取りに行く。深いことは考えず、一生懸命にやれることを。どんどんチャレンジしていきたい」と気持ちを高めた。
引き出しをフル活用し、リーグ覇者に立ち向かう。26日のブルペンでは新球チェンジアップを試投。実戦で使うかは「分からない」とした上で「その日のいいボールを選択していきたい」。実戦投入する準備は整えた。
5回途中6安打2失点だった回前回登板の18日阪神戦から中9日で迎える。巨人戦は通算4試合で3勝0敗、防御率1・96の好相性のデータも残る。「まずは開幕戦で1つ勝利を取れるように」と奥川。完全復活の1年へ、その幕開けとなるマウンドとする。