
<東北地区社会人・大学野球対抗戦:トヨタ自動車東日本3-2東日本国際大>◇2日目◇30日◇宮城・石巻市民球場
真のエースを目指す。
東日本国際大(南東北大学)の阿字悠真投手(4年=滋賀学園)がトヨタ自動車東日本(岩手)相手に3失点完投。2回までに3点を失うも、その後は無失点に抑え込んだ。
「課題としている立ち上がりが悪くて、球数も多くなってしまいました」と反省。だが、好感触だったカーブを中心に立て直し、相手打線を封じた。「0で抑えることが一番なので、崩れることなく立て直せたのは良かったです」と振り返った。
ここまでオープン戦約10試合に登板し、結果はいまひとつ。「何点取られたか数え切れないくらい失点して…。ストライクも入らなくなるし、とにかくボロボロでした」。だが、下は向かなかった。3月中旬にクイック投法に切り替え、徐々に結果がついてきた。「まだまだ『阿字がエースだ』と任せてもらえないと思うので、練習態度や私生活から見直して、エースになりたいです」と力強く口にした。