
J2サガン鳥栖は27日、セレッソ大阪のMF松本凪生(なぎ、23)を期限付き移籍で獲得したことを正式発表した。背番号は2。
期間は26年1月末までで、その間はC大阪と対戦する全公式戦に出場できない。
開幕から故障者続出の鳥栖は、小菊昭雄監督(49)が昨季まで指揮したC大阪で、今季は出場機会がなかった松本に白羽の矢を立てた。2人は小菊監督がC大阪でコーチ時代からの師弟関係にある。
C大阪下部組織出身の松本は、今季がプロ6年目のボランチで、1対1の強さや正確なパスが武器。J2ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍していた22年は、天皇杯優勝を経験。翌23年はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ突破にも貢献している。
松本はクラブを通じて「J2優勝、J1復帰のために全力でプレーします。スタジアムで皆さん共に戦ってください」などとコメントした。
◆松本凪生(まつもと・なぎ)2001年(平13)9月4日、大阪市生まれ。中学時代からC大阪の下部組織に入り、20年にプロ契約。21年にJ2栃木SC、22、23年はJ2甲府、24年はJ2山形に期限付き移籍し、25年C大阪に復帰。J2通算100試合5得点、J3通算56試合3得点。21年にU-20日本代表に入るなど年代別代表の経験も多い。171センチ、66キロ。