starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【日本ハム】北山亘基「心技体を全部総合して上がってきている」抜群の安定感を武器に開幕へ


日本ハムの北山亘基投手はイースタン・リーグの試合で4回無失点のピッチングを披露し、オープン戦と合わせて計15回2/3を無失点で封じました。彼の投球は直球の最速151キロ、磨きをかけたツーシームとカットボールを中心に、バットの芯を外す精密さが光りました。彼はオフシーズンの努力に手応えを感じており、メンタルの安定感も高まったと語っています。シーズン初登板予定のソフトバンク戦に向け、さらなる成長と優勝に貢献する意欲を示しました。

キャッチボールを行う日本ハム北山(撮影・黒須亮)

<イースタン・リーグ:日本ハム4-3ヤクルト>◇25日◇鎌ケ谷

開幕ローテ入りを果たした北山亘基投手(25)が、4回2安打無四球無失点4奪三振のピッチングを披露した。

立ち上がりからヤクルト伊藤、左手の負傷から復帰した山田を連続三振に取ると、その後も痛打を許さず。4回無死では浜田に対し3ボールとしたが、カウントを整え空振り三振に仕留める修正力も光った。許した安打は2回無死から橋本が放った一塁への弱い打球の内野安打、3回2死で伊藤にバットの先でポトリと中前に落とされた2本のみだった。直球の最速は球場表示で151キロだった(自身の最速は155キロ)。

オフの成果を精度良く発揮した。この日は磨きをかけたツーシームとカットボールの速い変化球が中心。140キロ台中盤から後半でわずかに変化させ、バットの芯を外した。「ツーシームはだいぶ多めに投げましたし、良い場面でそのボールを使ったことで良い投球になった」と充実の表情だった。

数字も成長を示す。2試合ずつ登板したオープン戦とイースタン・リーグ計15回2/3を無失点に封じている。さらに与四球はわずか2で、与四球率は1・15をマーク。サンプルとなるイニング数が少ないとはいえ、昨季の同3・09を大幅に下回る。奪三振率は昨季9・59と元々高いレベルにあり、今季も同9・19と変わらず奪三振能力の高さを見せつけている。成長を遂げた右腕は「それをだけを求めてこのオフやってきました。それが実際に数字となって、すごく手応えがあるので充実しています」とうなずいた。

新たな安定感には、北山らしいクレバーさが詰まっていた。「要因は一言では言い表せないですけど、自分が意図したところに意図したボールを投げるためには、思い通りの動きをまず再現できないとダメ。日ごろからトレーニングを重ねて、だんだん改善されてきた」と説明。マウンド上での変化も実感しており「バッター有利のカウントでも、全然焦りが出なくなりました。自分の体のベクトルさえミットに向かっていけば、腕を振るだけで(ストライク)ゾーンに大体いくので。そこもメンタルにつながってますし、心技体を全部総合して上がってきている」と感覚を語った。

今季初登板は4月2日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)が濃厚。昨季CSで力負けした王者を相手にする。開幕までを総括し、「昨シーズンを終えた時に、次の自分はどういうレベルになりたいかを頭にはっきり描いて、オフシーズンに取り組んできた。次はそれをシーズン中にいかに発揮するか。今までやってきたことプラスアルファ、シーズンを通してもう1歩成長していけるように。シーズンを投げていく中で、スケールの大きいピッチャーになっていければいい。そのための準備はしっかりできていると思うので、それを信じてもっと高みを目指してやっていきたい」と思いを語った。悲願の優勝には、北山の力が必要だ。【黒須亮】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.