
日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が“超自然体”で2年ぶりの開幕戦に臨む。25日、エスコンフィールドでの練習に参加。「開幕前とか、あんまり関係ないですね。結構寝られちゃうタイプ。性格ですかね。143試合のうちの1試合なんで、そんなに気負うことなく、いつも通りに臨めたら。試合前の昼は、いつもざるそばを食べます」。どんなときでもマイペースを貫き、シーズンに入る。
23年3月30日、エスコンフィールド初年度の開幕戦は「5番・一塁」で初の開幕スタメン。第2打席でしっかり右中間への二塁打を放った。「覚えてます。何か勝たなきゃ、みたいのがすごくあった記憶があります」。チームは1-3と惜敗も、緊迫した中で、しっかり長打を放った。「緊張はしますけど集中力が勝つかなという感じです」。幼少期から日本中の注目を浴び培ってきた、プレッシャーをしのぐ屈強なメンタルで、勝利を呼ぶ。
対西武今井に対しては、難しく考えず、できることを徹底する。昨季対戦成績は11打数2安打の打率2割2部2厘と苦戦。最下位ながら2ケタ10勝を挙げた快腕だけに「いいピッチャーなのは間違いない。チームで打ち崩せれば」。個人的には「打つ球をしっかり絞って、何がなんでも手を出す感じじゃなく。相手を助けないような打席が送れるように」と思い描いた。
母校早実はこの日、センバツ2回戦で敗れ8強を逃すも「夏がある。まだまだ成長できると思うので。もっと高いところを目指してやってほしい」。ここからは、自身の戦いに全神経を集中させる。【永野高輔】