
腰の張りを訴えてオープン戦最終3試合を欠場していたソフトバンク近藤健介外野手(31)が25日、開幕OKを宣言した。
「開幕は問題なくいけると思います」。この日、本拠地みずほペイペイドームで行われた全体練習に参加。フリー打撃でも豪快な打球を飛ばし、不安を一掃した。「開幕にはいないといけないと思う」。19日の中日戦(みずほペイペイドーム)は3打席で途中交代。21日からの広島3連戦を欠場し、腰部へ注射を打つなど治療に専念した。
昨シーズンは終盤に右足首を負傷。日本シリーズには強行出場したが、故障には敏感にならざるを得ない。移籍3年目となる今シーズンは2年ぶりの全試合出場を目標に掲げている。
「まずはしっかり、開幕のグラウンドに立てるように。しっかり残り調整していきたいなと思います。143試合出られるように体調管理も、成績も。その中でできる範囲でやっていきたいと思います」
コンバートが決まっている右翼守備も問題ない。打撃練習後はライトを守り、打球を追った。23日の広島戦(マツダスタジアム)の練習でも守備とスローイング確認を行っている。大西外野守備コーチは「守備に関してもまったく問題ない。出てもらわなくては困る選手」と話した。
もちろん、先発オーダーに名を連ね、成績も求める。「143試合出るのだったら成績も出さないといけないので。レギュラーとしてしっかりと高い水準で成績を出しながらというところになってくる」。昨年、リーグMVPに輝いた男は表情を引き締めた。