
<W杯オセアニア予選:ニュージーランド3-0ニューカレドニア>◇24日◇最終予選決勝◇オークランド
2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会オセアニア最終予選決勝は24日、オークランドで行われ、ニュージーランド(FIFAランキング89位)がニューカレドニア(同152位)を3-0で下し、4大会ぶり3度目の本大会出場を決めた。
オセアニアの出場枠は0・5から1・5に拡大。敗れたニューカレドニアは大陸間プレーオフに回る。
序盤から本命のニュージーランドが攻め込んだ。イングランド・プレミアリーグのノッティンガム・フォレストで今季得点ランキング4位の18ゴールを挙げているFWクリス・ウッド(33)を中心にゴールに迫った。数多くのCKを獲得したが、ニューカレドニアが自陣ゴール前の混戦からライン上で2度クリアするなど、粘り強い守備でゴールは割らせず、前半は0-0で折り返した。
後半立ち上がりにクリス・ウッドがシュートを打った際に腰を痛め、後半9分に途中交代。エースFWが退いたが、チームは16分に先制する。右からのCKを36歳のDFマイケル・ボクソール(MLSミネソタ)がヘディングで合わせて代表初ゴールを挙げた。
21分にもウッドに代わって途中出場した35歳のFWコスタ・バルバルセス(ウェリントン)が速攻から抜け出して追加点。35分にも左サイドから崩し、MFイライジャー・ジャスト(24=ザンクトペルテン)のゴールで勝負を決めた。
ニュージーランドは1982年スペイン大会でW杯初出場を果たし、1次リーグ3戦全敗。2度目の出場となった2010年南アフリカ大会は強豪イタリアと1-1で終えるなど3戦全て引き分けたが1次リーグで敗退した。W杯通算6試合で3分け3敗。来年の北中米大会で初勝利を目指す。